安全への取組み

社員の安全・健康を守り、顧客や地域社会の安全・健康に及ぼす影響を最小限に留めるよう、企業活動における安全衛生管理を行っています。

防災対策と震災対策

東日本大震災への対応
2011年3月11日に発生した東日本大震災の際には、「大規模災害対策要領」に則り社員の安否確認や各施設の情報収集など、迅速・冷静な対応をとることができました。甚大な被害を被った仙台の拠点には、2 日後に救援物資を届けることができ、首都圏の施設においても、速やかに通常業務に戻す対策を講じることができました。
今回の一連の対応を通して、日頃の訓練ではわからなかった新たな問題点を収集し検討を行い、再び「大規模災害対策要領」の改訂を行いました。
従業員安否確認サービスの活用
地震やその他広域災害発生時における、社員の安否情報確認をいち早く行うことを目的として、2009 年4 月より「セコム安否確認サービス」を導入しています。このサービスは、大規模災害等の発生時に電子メールで社員の安否や被災地の状況報告を行うとともに、その情報を専用ホームページで共有化することができるサービスです。毎月1 回、安否確認サービスを利用し安否確認テストを実施しています。

帰宅困難者対策

社員の帰宅抑制
社員が無理に帰宅しないでも家族との安否確認がとれるよう、安否確認手段の充実はもとより、安心して宿泊できるように非常用自家発電機の設置、非常用食糧の備蓄、寝具や非常用トイレの充実等のハードウェアの充実を図り、さらに訓練を行うことで社員が帰宅困難者となることを未然に防ぎます。
管理する施設における帰宅困難者対策
管理受託物件においては、三井不動産に協力し、帰宅困難者受け入れ訓練に参加しています。

労働安全

2009 年4 月に策定した「安全衛生方針」のもと、事故労働災害撲滅に取り組んでいます。

リスクアセスメント活動の実施
職場全体で危険有害要因を調査し、リスクを低減する事前予防策を講じています。それぞれの危険有害要因から発生する労働災害の予防対策として、具体的な危険作業やその予防対策の内容などをポスターと写真を用いて毎日確認することで、安全に対する“意識向上”と“注意喚起”を継続的に図っています。
また、活動風景を撮影した「リスクアセスメント活動DVD」を作成。各種研修や会議にて上映してリスク管理意識の向上を図っています。
事故実査の実施
発生した事故のうち、重大なもの、再発の可能性が高いもの、および労働災害について、現場の主体的な対策実施とリスク管理意識の向上を図るため、専門部署である安全管理課が現場に赴き調査を行う実査対象事案としています。
実査を行い、現場・所管部門と協力して是正予防策を検討・実施しています。
社内掲示板での情報共有
事故実査事案とその対策を社内掲示板「失敗に学ぶ」に掲載。是正予防策の情報を共有することで、事故の事前予防策として、各施設で活用できるようにしています。
品質向上分科会の開催
月1回、品質向上分科会を開催し、重大事案および再発の可能性の高い事案の原因と対策について情報・意見の交換を行い、各部門のリスク管理意識の向上や是正予防策の全社水平展開を図っています。
安全管理内部監査の実施
危険箇所や危険作業を撲滅することを目的として、年に2度、監査員が中立的視点で是正対策の進捗状況の査察を行い、必要に応じてさらなる対策指示と対処結果報告の確認を行います。